化粧品の効果の違いってどこからくるの?
世界には同じような効果を謡って、同じような成分が入っている商品をよく見かけます。
確かに、市場には、沢山の美容商品があり様々な価格帯で販売されています。宣伝で明記されている主成分も似ていたりします。中にはほぼ同じに見える物もあります。でも実際使用してみると、期待していた効果を実感出来たり、出来なかったり、肌反応が出てしまったりその違いはいったいどこからくるのでしょうか?
1.成分 (同じ名前であっても同一の成分ではない)
一例ですが、一概にラベルの原料名にヒアルロン酸と書いてあっても、ヒアルロン酸にもありとあらゆる由来の物があります。牛、豚、鳥、魚、由来の物、植物、発酵由来の製品など、又それぞれ分子量、品質も違い、世界で1社以上が提供し、原産国も様々です。このように全ての成分において同じ名前がついていても異なります。どこの原料メーカーのどんな仕様の物を配合するかによって使用感、効果に違いがでてきます。
2.配合量と組み合わせ(原料と原料のバランス)
イメージ的に主成分の配合%が高ければ高いほど効果が出るような気がしますが、決してそうではありません。全ては原料と原料の特性を活かした配合バランスによって効果が引き出されます。例えば、ビタミンCですが肌の美白やシミケアに有効ですが、一般的なイメージとして高濃度のビタミンCが配合されている商品の方が低い物よりも効果が高いように思います。しかし高すぎる濃度の商品は肌荒れや、乾燥を引き起こし、逆に太陽からのダメージを受け易くなります。成分の組み合わせも同様です。ひとつひとつの素材がよい素材であっても、組み合わせによっては、その効果を十分に発揮しない場合も多くあります。
スキンケアに効果があるビタミン Cとレチノールですがこの素材も特性が違う為、ふたつの素材の効果を最大限に発揮できる素材の組み合わせも異なります。その為、この2つの成分を同時に配合しても両方の良い特性を弱め、両方の効果を下げてしまいます。このように化粧品は、配合成分の絶妙な組み合わせによって効果に差が出てきます。
3.製造過程
製造過程も商品に差が生じます。化粧品も料理やワインと同じように、製造過程が大切です。同じレシピを使用しても、材料を混ぜるタイミング、順番、加熱温度などによっても味は大きく変わってきます。一般の家庭が作る食事と一流シェフが作る料理が変わってくるのもこの差があるからです。同じ事が化粧品にもいえます。
4.容器や保存状態
容器や在庫の保存環境によっても化粧品の効果は大きく異なってきます。生鮮食品のように素材によっては、空気や温度変化により、形状変化が起こり本来持っている効果が損なわれてしまう素材もあります。その為、開封後も同等の効果が保てるよう空気に触れないボトル構造であったり、日光からの影響を受けないよう遮光性のボトルを使用しています。又、化粧品には消費者が使用する化粧品が安全であり、商品の製造過程、保管状態、品質が一定し安定している事を証明するISO22716良好製造規範(GMP: Good Manufacturing Practices)という国際基準があります。日本では、化粧品を製造する際にISO22716取得する事で製品の信頼性と市場競争力を上げると推奨されていますが、法的に絶対というわけではありません。EU連合、イギリス、中国、シンガポールなどの諸外国では、取得が義務化されています。このように化粧品にもメーカーにより様々な違いがあります。
一概に主成分が同じだからといって同じ効果が得られる訳ではありません。商品の一つ一つにメーカーのノウハウとこだわりが詰まっています。
イントラシューティカル社はグローバルブランドとしてISO22716を取得し、高い専門知識を持つ開発技術チームにより、世界中から厳選された素材と製造技術を探求し、安全性が高く、本当に肌にとって効果が得られる商品の開発を行っています。